Q.これまで人前で歌ったり習ったことない全くの初心者なのですが、
声が出るようになるでしょうか?
A.もちろんです!
レッスンに通われている生徒様のほとんどが、これまで歌を習ったことがない
初心者の方がほとんどです。
正しい発声を習得するにはある程度時間と根気強さが必要です。
しかし、レッスンを通して生徒様それぞれが本来持つ声の自然な響きを身に付ける
ことで、いわゆる「良い声」「聴いていて気持ちの良い声」で歌う事ができると考えています♪
Q.どうしたら声量がアップするでしょうか?また、歌うとすぐに声が枯れてしまいます。
どうしたら枯れなくなるでしょうか?
A.必ずしも大きい声がよい声、または人の耳に心地の良い声とは限りません💦
むしろ無理にがなってしまうと、聴き手に不快に聞こえてしまうだけでなく、
ご自身の声帯を傷つけてしまいます。
よく声楽家、オペラ歌手は「声量が大きい」と一般の方に言われることが
ありますが、歌手の中に大きな声を出そうとしている者は(恐らく)一人もいません。
声楽、オペラはマイクを通さず歌うため、
呼吸、体全体の響きを使って「響く声」、もしくは「コンサートホールで通る声」を生み出しています。
それが結果的に「大きく聞こえる声」と認知されているのだと考えます。
声楽家に限らず、どんなジャンルの歌手でも同様に「人の耳に心地よく響く声」を
レッスンでボイストレーナーと一緒に作っていく事が大切です♪
声枯れは、喉(声帯)だけに負担をかけて歌っている事が
原因である場合が多いです。
正しい発声に必要な
主に3つの支え「息の支え」「顔面共鳴(マスケラ)の支え」「お腹の支え」
のバランスをレッスンを通して身体で覚える事が、
喉だけに負担がかかる歌い方を改善する方法です。
この3つの支えについてはレッスンで実際に生徒様の身体と声を
用いてお伝えさせて頂きます♪
Q.どうしたら高い声が出せるようになりますか?
A.前途した3つの支えのバランスを身体で覚える事が重要です。
曲の中で高音が出てくるフレーズは、大抵の場合
サビやクライマックスなど、曲の歌詞の内容、登場人物の気持ちが盛り上がったり
高揚、激高した時、音が高くなります。
つまり「叫び」です。
身体を正しく使いタイミングよく「叫ぶ」感覚が、
聴き手が気持ちよく感じる高音に繋がります。
しかし絶対にしてはいけないのは「喉を振り絞って気合で叫ぶ」事です!
大切なのは息のエネルギーにあると考えております♪
そして「パッサッジョ(passaggio)」と呼ばれる
換声点、つまり低音から高音に上がって行く際に発声の状態が急に変わる位置
をご自身の声で知って頂き、
この換声点をスムーズに通過する為の発声練習が必要になります♪
Q.高音が弱々しくか細い裏声に変わってしまいます。
A.低音、中音までは地声なのに、高音になると
張りのないか細い裏声(ファルセット)になってしまう悩みを
持つ方は非常に多いです(私もそうでした。。。)
これらの症状は、高音になると声帯が開いてしまい、声帯の振動数が減り代わりに
息の量が多くなってしまう事が原因の一つです。
声帯をある程度閉鎖し続けながらスムーズに中音から高音に繋げていく必要があります。
その声帯閉鎖に主に必要なのは「お腹の支え」だと考えますが、
力任せにお腹に力を入れる感覚とは違います。
この「お腹の支え」をはじめとする発声に必要な体の使い方、
また「声帯が閉鎖する感覚」をレッスンで体感してください♪